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ビジネスにも活かせる武士道の7つの徳を紹介


今日は『まんがで人生が変わる!武士道:世界を魅了する日本人魂の秘密』(新渡戸 稲造, カネダ工房, 三笠書房)を読んで学んだことを紹介します。

『武士道』と言えば、1900年に留学中に新渡戸稲造がアメリカで出版した本です。

日本人の魂や文化を西洋人にも知ってもらいたいと、という思いで英語で出版したそうです。

 

武士道は7つの徳で構成されていると新渡戸稲造は説きます。

 

目次

壱「義」


武士は義を重んじていました。

義とは簡単に言えば正義のことですが、卑怯な行いや不正はしない、弱きものを助ける、といったものが含まれています。

 

ビジネスにおいても決して不正はせず、自らの「義」に従った仕事をしないと大きな成果は得られないと思います。

弐「勇」


義を見てせざるは勇無きなり、という言葉があります。

義が心にあっても、行動しなければ意味がないということです。

 

仕事においても、例えアイデアが心にあっても実行しなければ意味はありません。

参「仁」


いわゆる情け、思いやりです。

味方だけではなく、敵にも情けをかける心が必要です。

 

嫌な得意先にも思いやりの心をもって接すれば、かならず良い商談がついてくると思います。

四「礼」


これはそのままですね。

礼儀という意味だけではなく、謙虚さや相手の心をおもんばかることもこれに含まれます。

 

ビジネスに礼儀が必要なのは言うまでもないですね。

伍「誠」


仁や礼が大事だと言いましたが、心がともなっていないとそれは本物とは言えません。

相手への思いやりが見せかけだけのものではなく、心からそう思っていることが重要なのです。

嘘をつかない、正直であること、という意味も含まれます。

 

ビジネスでも嘘をつかない、約束したことは必ず実行する、というのは必須だと思います。

六「名誉」


名誉は忍耐強さの源です。

 

得意先に何か失礼なことを言われた時、しっかり言い返すことも名誉かも知れませんが、同時にそこで先々のことを考えて歯をくいしばるのも名誉です。

七「忠義」


主君のために尽くすことではありますが、広義には国のために尽くすことでもあります。

 

ビジネスにおいても、世のため人のためになるものこそが、もっともお金が稼げるものになるのです。

 

ビジネスにおいても役立つ心得が書いてある『武士道』、興味がある方は是非読んでみてはいかがでしょうか?