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三日坊主を克服したい人におすすめの本!『マンガでわかる「続ける」習慣』【書評7冊目】

最終更新日:2018年11月23日

仕事や人生で迷った時、大きな悩みに押しつぶされそうになった時、ふと読み直したくなる本ありませんか?

 

読むと常に新しい発見があり、自分を正しい方向に導いてくれる、そんな「人生の指南書」となりうる本を紹介していきたいと思います。

 

7冊目は勉強や早起きなどを毎日やる習慣をつけたいのに三日坊主で終わってしまう方におすすめ!

『マンガでわかる「続ける」習慣』です!

 

目次

どんな人向け?


この本は10代、20代、30代の方で、勉強や読書・早起きなど新しい習慣をつけて自分を変えたいと思っている方。

でも、最初はやる気があってちゃんとできるのに、ふとしたことから続かなくなって結局三日坊主に終わってしまう。

また奮起してやろうとするけど長続きしない

そんな続けることが苦手な方におすすめの一冊です!

 

私は続けるのが苦手なんだ……と諦めてしまっていませんか?

大丈夫!人はみんな続けるのが苦手です!あなただけではないのです!

 

もともと人間のは新しいことを始めるのに向いていません。

太古の昔、ヒトは森の中で暮らしていました。

新しいことを始めようとして草原に出向いてみたらどうでしょう?

隠れるところがなくてあっという間に肉食獣に襲われてしまったはずです。

 

新しいことを始められないのは遺伝子レベルで組み込まれた脳の自己防衛本能なのです。

では一体どうすればあたらしい習慣を身に着けられるのでしょうか?

どんな内容なの?


この本にはズバリ、新しいことを始めたがらないあなたの脳を上手くだまして抵抗なく習慣化させてしまう方法が書かれています。

そもそも読書が続かないんだけど、という方でも大丈夫!

この本はマンガの部分がかなり多いので読みやすいですし、ストーリーも意外と面白くてすいすい読めてしまうのです!

 

何より素晴らしいのは、非常に網羅性汎用性が高いこと。

他の習慣化の本もいくらか読んでみましたが、ほとんどがここに書いてあることと被ります。

また紹介されている習慣化の方法は、勉強・読書・早起き、更には仕事など、あらゆることに応用することができます。

 

すなわちこの1冊さえ読んでおけば、あなたはあらゆることを簡単に習慣化できる能力を今後ずっと身に着けておけるということなのです。

 

『マンガでわかる「続ける」習慣』には様々な技法が書かれていますが、ここでは特に大事でこれだけ覚えておけば習慣化がかなり楽にできる3つのコツを紹介したいと思います。

コツ1:目標は小さくする


あなたは今年の正月に立てた目標を達成できていますか?

そもそも、立てた目標を覚えていますか?

 

やる気がある人ほど、

「1日勉強2時間やろう!」

「1時間早起きしよう!」

「本を1週間で1冊読もう!」

大きな目標を立てます。

 

残念ですが、これが習慣化できない一番の原因です。

うちの妻もこのタイプで、やる気はあるので目標は高いのですが、だいたい初日から達成できなくて自己嫌悪におちいり、続けることができなくなります。

 

1日2時間の勉強、って休日はできるかも知れませんが、平日で残業がある日にできますか?

飲み会の日は?

電車の中でやるといっても疲れている会社帰りに果たしてやることができるのでしょうか?

休日だって友達と遊ぶ日はできないですよね?

 

大きな目標は自分の理想だけが先走りして現実に則していない場合が多いです。

ではどうすれば良いのか?

 

「1日勉強5分」

「いつもより5分早起き」

「本を1日1P読む」

 

これだけで良いのです。

目標は、毎日何があっても絶対に達成できるレベルにまで小さくすることが大事なのです!

 

前述したように脳は変化を嫌います。

いきなり大きな目標を立てると、脳はそれに必死に抵抗しもとの生活に戻そうとしてしまいます。

ですので、脳が気づかないくらいの小さな変化からまずは習慣化していくことが大事なのです。

 

これはベイビーステップという技法で、私が習慣化の中でもっともおすすめする方法です。

私もこれで始めた習慣化は失敗したことがありません!

 

私は毎日腹筋朝晩40回ずつ計80回やっていますが、最初は朝晩5回ずつから始めています。

早起きも以前は7時10分起きでしたが、今は6時10分起き。

でもこれも最初は7時起きを目標にして、2か月ほどかけて1時間早めています。

 

朝晩5回の腹筋では運動にはならないのでは?と思われる方もいるかも知れませんが、まずは習慣化することを優先してください

回数は勝手に増えていきます。

 

逆に気を付けて欲しいのは、もっとできそうだと思って急に5回から15回に増やしてしまうことです。

これをすると脳が大きな変化だととらえて抵抗が生まれ、折角続いていた習慣が途切れてしまう場合があります。

 

私もこの増やしたい欲求には結構襲われるのですが、その度に少しずつ少しずつ、と自分に言い聞かせるようにして、まずは5回、慣れてきたら10回、更になれてきたら15回というようにゆっくり回数を増やすようにしています。

 

時間をかけて、でも毎日必ずやっていくことで、難易度が高いものでも確実に習慣化することができるのです。

コツ2:例外ルールを作る


少しずつ回数を増やしていって、あなたは朝晩腹筋40回できるようになったとしましょう。

しかしこの腹筋40回、どんなことがあっても絶対毎日できるのでしょうか?

できないですよね。

 

例え残業でフラフラになって帰ってきた時、風邪をひいて高熱が出てしまった時、腹筋40回はしんどいです。

ただこれ習慣化にとっては結構ピンチでして、こういう突発的な事象が原因で折角続いていた習慣が途切れてしまうことはよくあります。

 

こういう時に使って欲しいのが例外ルールです。

残業で疲れてふらふら、腹筋40回は無理でしょう。

でも1回なら何とかいけませんか?

 

このように何かトラブル等でいつもの習慣ができない場合は、最低1回でも良いのでとにかくやっておく、これが例外ルールなのです。

これによりどんなに忙しい時でも、何があっても、毎日やるということを途切れさせることなく続けていくことができるのです。

 

(私も先日高熱が出て寝込んでいたのですが、朝晩腹筋1回はトイレのついでにやっておきました。

また10月にとある事情で5日間ほど入院していたのですが、その時も病院のベッドの上でとりあえず朝晩腹筋1回はやっていました。)

コツ3:既に身についている習慣の後にやる


皆さんが習慣化したいことのほとんどは、やりたいという意志があってやることだと思うので、

「今日はしんどいからやりたくないなぁ」

と思うことはあっても、

「あ、今日やるの忘れた

ということはなかなか無いと思います。

 

ただは仕事においてはこれが結構多い。

例えば「営業日報を毎日出す」という習慣を身に着けたい場合、このやり忘れを防ぐことがかなり重要になります。

 

この際に使えるのが「if then プランニング」です。

コロンビアビジネススクールが提唱した技法で「これをやったら次に〇〇をやる」というもの。

すなわち、既に身についている習慣の後に身に着けたい習慣を行うようにする、という技法になります。

 

例えば毎日営業日報を出す習慣をつけたい場合。

営業であれば外勤から帰ってきたらパソコンを開く習慣はついていると思います。

それなら"スタートアップ"機能などを使い、パソコン立ち上げと同時に営業日報を書くソフトが自動で立ち上がるようにしてしまいましょう。

もしくはoutlookのリマインダー機能などを使い、パソコンを開くと同時に「営業日報を書く」というポップアップが出る設定にしてしまいましょう。

デスクトップ画面がきれいな方なら、営業日報を書くソフトのショートカットを真ん中に置いてしまうのも良いでしょう。

 

大事なのはパソコンを開いて他のことをする前にまず営業日報を書いてしまうことです。

間に別のことを挟んでしまうと「if then プランニング」は成り立ちません。

 

営業から帰ってきた後はすぐ至急の仕事をやらなければいけないので、営業日報なんか書いていられない!という方は別の場所に「if then プランニング」を設定してやる必要があります。

 

私の場合は退社のタイムカードを押す前、手帳を開いた時、朝パソコンを付けた時の3か所に「if then プランニング」を仕込んでいます。

おかげさまで今の会社に勤めてから6年近く経ちますが、営業日報を出し忘れたことは一度もありません

 

「あ、今日やるの忘れた」を防ぎたい方は是非この「if then プランニング」を使ってみてください。

とにかく毎日続けることが重要です


"継続は力なり"

聞き飽きた言葉かも知れませんが、この力は本当に偉大です。

 

「1.01の法則」というものがあります。

あなたが習慣化によって毎日1%ずつでも成長できるようになれば、

【365日で1.01×1.01×……(365回文)=37.8倍】

すなわちあなたの能力は1年前の37.8倍になるのです!

1%ではなく毎日0.1%の成長でも、1年後には1.4倍、10年後には38倍になることができます。

 

『マンガでわかる「続ける」習慣』には、この最強の継続する力を簡単に身に付けさせてくれる技法がたくさん載っています。

是非この本を読んであなたも習慣化の極意を手に入れ、ゆっくりとしかし着実に人生をより良いものへと成長させてみませんか?