最終更新日:2018年11月23日
【あれ5W1Hさえ覚えておけばビジネスの問題すべて解決できる……?】
MECEとか、ロジックツリーとか、マーケティングの3C分析とか4P分析とか。
いろいろツールはありますけど、実際のビジネスの場で使えないですよね……
私も研修や本で学びましたけど、正直うまく使えたことがないです。
そんなあなたにこちらの本がおすすめ!
『シンプルに結果を出す人の 5W1H思考』
なんと難しいツールは特に使わず、5W1Hにもとづいて考えれば全てが解決するというすごい本なのです!
問題解決や新しいアイデアの創造に使える、Big Whyや5Wハンドルなどなど、実際のビジネスの場で役立つ簡単でわかりやすいツールが満載です!
早速書評していきたいと思います。
目次
この本のここがすごい!
(1)5W1Hでなんでも解決しちゃうのがすごい!
とりあえず困ったら上の図を埋めてください(笑)!
とまぁ、本書ではここまで暴論ではないものの、でもそれに近いです。
何か問題が起きた時、解決策を見出したい時。
もちろん頭で考えて何とかなるならいいですが、 そうじゃないならとりあえずこの図を埋められるところから埋めていきましょう。
What:問題は何で?
When:問題はいつ起きて?
Where:問題はどこに起きて?
Who:問題は誰に起きて?
Why:問題はなぜ起きて?←これは難しいのであとでOK!
How:どう解決するのか←これも最後でOK!
埋めているうちになんとなく答えが見つかります(笑)
例えば私もどうやってブログのアクセス数を増やそうか悩んでいました。
頭で考えてみたり、
付箋に問題点や強みや弱みを書き出して並び替えたり、
色々試していたのですが良いアイデアは浮かびません。
そこで5W1Hの図をとりあえず埋めてみました。
そうすると埋めているうちに、私のブログを見てくれる人は仕事の「効率化」のことを知りたいんだなぁというのがわかりました。
そこで「効率化」の記事を重点的に調べてみたところ、閲覧は多いけど直帰率が高いことがわかったのです。
よって直帰率を下げるために、文字を大きくしてみたり冒頭にキャッチーな言葉を入れてみたりと、現在を色々な施策を試している際中です。
これがアクセス数に繋がるかどうかは、本当は「Why?」が埋められないとわからないのですが、とりあえず何となくの問題点は掴むことができました。
このように、困ったら5W1Hで何でも解決できるというのを教えてくれるのがこの本のすごいところなのです!
(2)Big Whyで物事の本質を見極める!
5W1Hを応用すると更にいろいろなことがわかります。
例えば本書で紹介されているBig Why。
これは物事の本質を掴み、真の目的を達成したり、画期的な製品を開発したりする際に使えます。
最近太ってきたのでランニングをしようという場合、
What/How:毎日3kg走る
Why:やせたいから
というように「なぜやるか?」くらいまでは頭で考えています。
しかしBig Whyではその先の、「どうありたいか?」まで問います。
Big-Why:美しくありたい、健康でありたい
そうすると実は「やせる」ことが絶対に必要なのではなく、体重はそのままで筋トレをして体を引き締めたり、健康に良い食事をすれば良かったりするのではという別の視点に気付くことができるのです。
あなたも何かで悩んだら、Big Whyを考えてみましょう。
そうすると固定観念にとらわれていた視界が晴れて、別の良い解決策が浮かんでくるかも知れません。
(3)5Wハンドルで新しいアイデアを生み出す!
新しいアイデアを生み出したい時は5Wハンドルというツールがオススメです!
これすごく簡単です。
まず上の5W1Hの表をとりあえずH以外埋めます。
その後、What以外のWを180度ひっくり返してみたらどうなるか考えるのです!
例えば、
When:動物園は普通は昼に開園ですが、これを夜にひっくり返してみたらどうなるか?
Who:化粧品は女性向けですが、これを男性向けにしてみたらどうなるか?
などなどです。
手当たり次第に新しいアイデアを生み出していくのは難しいですが、When, Where, Who,Whyを順番にひっくり返していくのはわかりやすい!
シンプルな5W1Hですが、組み合わせによっていろいろな使い方をすることができるのです!
総評
【オススメ度】★★★★★
【感想】とりあえず困ったら5W1Hを埋めよう(笑)
この本には上で述べたBig Why、5Wハンドル以外にも様々な5W1Hを使った手法が載っています。
どれもシンプルですごくわかりやすいです!
興味をもった方は是非読んでみてください。
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