【やばい脳内神経伝達物質がエヴァンゲリオンのキャラで擬人化される……】
仕事の効率を上げる本はたくさん出ていますが今回紹介するこちらは一味も二味も違う!!
『脳を最適化すれば能力は2倍になる 仕事の精度と速度を脳科学的にあげる方法』
最近流行りの『アウトプット大全 』の著者の本ですよ!
何がすごいかってこの本、私達のやる気や集中力、記憶力を制御する脳内神経伝達物質を、エヴァンゲリオンの登場人物に当てはめて、わかりやすく説明してくれるのです!
そして脳内神経伝達物質の観点から、科学的に仕事の効率を上げる方法を教えてくれるのですよ!
普通の仕事効率化の本は飽きたという方、ぜひこちらを読んでみてください!
あっと驚く効率の上げ方が書いてありますよ!
目次
この本のここがすごい!
(1)著者の樺沢紫苑さんがすごい!
この本の著者は樺沢紫苑先生。
今流行りの『学びを結果に変えるアウトプット大全 』の著者の方ですね。
メルマガを毎日発行したり、
FacebookやYoutubeをやっていたり、
本も年2~3冊出版していたり、
セミナーもやっていたり、
さすが『アウトプット大全』を書くだけあってアウトプットがすごい方です(笑)
実は樺沢先生は精神科医。
なので脳科学は専門分野。
そんな樺沢先生が脳内神経伝達物質という観点から仕事の効率を上げる方法を教えてくれるのが、この本のすごいところなのです。
(2)脳内神経伝達物質をエヴァのキャラに当てはめているのがすごい!
この本ではあなたの仕事の効率に影響を与える脳内神経伝達物質が7つ紹介されています。
ただ紹介されているだけではなく、あの有名なアニメ『エヴァンゲリオン』のキャラに当てはめて説明してくれているのです!
ノルアドレナリン=碇シンジ
「逃げちゃダメだ」
戦うか逃げるか選択を必要とされる危機的状況に分泌され集中力をあげる
セロトニン=綾波レイ
心に冷静と落ち着きをもたらす
ドーパミン=惣流・アスカ・ラングレー
高いモチゲーション、やる気の原動力
などなどです。
これ以外にも4つあるのですが、エヴァのキャラに当てはめることで役割まで含めて7つとも全部覚えてしまいました!
あなたの記憶に必ず残る!
それもこの本のすごいところなのです。
(3)科学に基づいて説明されているところがすごい!
この本の中では、まず神経伝達物質が脳の中でどのように作用するかを説明してくれます。
例えばドーパミンなら、
・目標を設定するなどして「ワクワク」感が生じると中脳から出て、
・ワーキングメモリや集中力を司る前頭葉に作用したり、
・モチベーションを司り快感を生み出す側坐核に作用したり、
・モチベーションが上がったことで行動し目標達成できると更にドーパミンが出て好循環になる!
というように、科学的に説明してくれるのでわかりやすさと納得感がスゴイのです!
「あれすると良い」「これするといいよ」って単に事実だけ書くのも悪くはないですが、やっぱり根拠がしっかりしている本は内容への理解度が違いますよね!
総評
【有用度】★★★☆☆
【科学的根拠】★★★★☆
【実践的】★★★☆☆
【読みやすさ】★★★★☆
【総合評価】★★★★☆
【感想】エヴァのキャラをイメージして脳内神経伝達物質を自由に使いこなせるようになれるのだ!……っていう気分にさせてくれます(笑)
冗談はともかく、脳内神経伝達物質をエヴァのキャラに当てはめるというのは思わず人に話したくなってしまう小ネタとしても使えますし、どういう時にどの神経伝達物質が出るかを理解することで、自分の感情をコントロールしたり仕事を効率的に行うことができるようになります。
自分の脳がどのような仕組みで動いているかを知り、その上で仕事の効率をどう上げていくのが良いか科学的にちゃんと理解したいという方は読んで損はない1冊です。