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世界を変えたい人におすすめの本!『the four GAFA 四騎士が創り変えた世界』【書評2冊目】

最終更新日:2018年11月24日

仕事や人生で迷った時、大きな悩みに押しつぶされそうになった時、ふと読み直したくなる本ありませんか?

 

読むと常に新しい発見があり、自分を正しい方向に導いてくれる、そんな「人生の指南書」となりうる本を紹介していきたいと思います。

 

2冊目はやる気に満ちあふれた20代以上の方、世界を変えたいと本気で思っている方におすすめ!

『the four GAFA 四騎士が創り変えた世界』です!

 

目次

どんな人向け?


この本は20代以上の学生・社会人で、やる気に満ちあふれている方

今いる会社でのし上がっていきたい、会社を変えていきたい、日本で、世界で名をとどろかせたい、日本を、世界を本気で変えていきたい

そういう壮大なビジョンを持っている方にぜひ読んでもらいたい一冊です。

 

そして、知って絶望してもらいたいのです。

あなたが近い将来戦うか隷属するか二択を迫られる四大企業が、どれだけ強大でどれだけ我々の生活を支配しているかを……

 

この本を半ばまで読んだ時、あなたはかつてない程無慈悲で冷酷な弱肉強食の世界にいることに気付いてしばし放心するでしょう。

しかし最後まで読み終えた時、あなたは強い意志を取り戻し、この競争の激しい世界で戦っていくことを決意するはずです。

 

今は億万長者になるのはかつてないほど容易だが、百万長者になるのはかつてないほど難しい時代だ。

引用元:『the four GAFA 四騎士が創り変えた世界』(スコット・ギャロウェイ, 東洋経済新報社) 31P

 

あなたが成功するには、並大抵以上の努力が必要なのではなく、"並大抵以上"以上の努力が必要だとこの本を読めば気付けるのですから…… 

どんな内容なの?


この本にはズバリ、今の世界を支配する四大企業の過去・現状・未来が記されています。

 

Google -全知全能で無慈悲な神-

Apple -ジョブズという教祖を崇める宗教-

Facebook -人類の1/4をつなげた怪物-

amazon -1兆ドルに最も近い巨人-

引用元:『the four GAFA 四騎士が創り変えた世界』(スコット・ギャロウェイ, 東洋経済新報社) 目次

 

※ちなみにこの記事を書いた2018年9月22日時点で、Apple、次いでamazonが時価総額1兆ドルを突破しています。

 

彼らがどのようにしてのし上がり、我々の生活に侵食し、世界をどう支配しようとしているか。

それを知ることによって、あなたはこの弱肉強食の世界で成功する術を学ぶことができるのです。

Google -全知全能で無慈悲な神-


知識欲は、あらゆる生物の中で人間だけが持つ欲求です。

その欲望を満たしてくれる存在が、Googleなのです。

 

あなたは恋人や家族にさえ聞けないようなことも、Googleには問いかけます。

自分の体のこと、心のこと、お金のこと、プライベートにかかわることも、平気でこの神に問いかけるのです。

 

Googleはあなたの質問に対する最適解をすぐに、しかも無料で提供してくれます。

その代わり、あなたの検索履歴はサイトに潜む人工知によってあますことなく収集され、巨大なビックデータとして蓄積されるのです。

 

Googleの人工知能はいずれ未来予知も可能にするでしょう。

あなたの検索履歴を見れば、あなたが何を欲しているのか、そしてあなたが将来何をしようとしているのかすら、いずれ人工知能は理解するはずです。

 

あなたの未来の行動・欲求にぴったり合った広告をGoogleは提供します。

それによってあなたは未来すらこの神に支配される、そんな時代がくるかも知れないのです。

Apple -ジョブズという教祖を崇める宗教-


あなたはAndroidユーザーですか?

iPhoneユーザーですか?

あなたがiPhoneユーザーなら、なぜ同じような機能を持っている安い端末を選ばずに、わざわざ高いiPhoneを買うのでしょうか。

 

カメラがいいから?

使いやすいから?

かっこいいから?

 

いいえ、どれも本質的なものではありません。

AplleがiPhoneによってあなたに提供しているもの、それは、

「iPhoneを持っている私は凡庸な人間ではなく特別な人間なんだ!」

 という自己肯定感なのです。

 

iPhoneを持つことであなたの社会的ステータスは上がります。

AppleはiPhoneの価格を決して下げません。

だって誰でも買えるようになってしまったら、iPhoneを持つことはあなたにとって特別なことではなくなってしまうのですから。

 

Appleはその強大なランド力で、安く作れるものを高価格で売る企業です。

現に2016年の時点で、Appleのスマホ市場の世界シェアは14.5%しかないにも関わらず、利益のシェアは79%もあるのです!

(引用元:Husain Sumra, "Apple Captured 79% of Global Smartphone Profits in 2016"

https://www.macrumors.com/2017/03/07/apple-global-smartphone-profit-2016-79/)

 

"Appleユーザーにあらずんば人にあらず"

そんな時代が来ることも、遠い未来の話ではないかも知れません。

Facebook -人類の1/4をつなげた怪物-


2012年にFacebookはインスタグラムを買収し、今では総ユーザー数は20億人を超えています。

人類の1/4以上がFacebookを通じてつながっている計算です。

 

彼らが支配するのは私達の承認欲求です。

人とつながっていたい、そしてたくさんいいねをもらいたい。

そんな欲求をFacebookは簡単に叶えてくれます。

 

対価としてあなたが彼らに払っているのは情報です。

いいねを押すたびに、Facebookはあなたの趣味・嗜好をあなた以上に理解していきます。

 

そして、Facebookは提携企業に言うのです。

「貴社製品のニーズに合った顧客に広告を出しましょう。私達は20億人の顧客データを持っています。もちろん広告費はたんまりいただきますが」

テレビCM、雑誌の広告欄、そんなものはFacebookの20億人のデータの前ではちりあくたに等しいでしょう。

製品を売りたいならFacebookに金を払わなければいけない、もうそういう時代に我々は突入しているのです。

amazon -1兆ドルに最も近い巨人-


2018年9月、amazonはついに時価総額1兆ドルを超え、本物の巨人となりました。

 

amazonの力はもう既に皆さんご存知でしょう。

月額400円のAmazonプライムに入れば、送料無料でほとんどの製品が注文後翌日に届く。

そんな時代が来るとは、10年前は誰も予想ができなかったはずです。

 

しかし、これはまだamazonストーリーの序章に過ぎません

近いうちに、注文後翌日どころか1時間以内に製品は届くようになるでしょう。

そのためにamazonは自社航空機を購入し、ドローンによる無人配送の研究も進めています。

 

それ以外にも、

 ・レジ入らず、店員不在の店舗「Amazon Go」

・声だけで注文できる人工知能「アレクサ」

など、amazonはその豊富な資金を元手に次々と新しい技術を開発しています。

 

普通の会社なら失敗したら命取りになってしまう事業でも、1兆ドルの巨人amazonにとっては数億ドルの損失くらい痛くもかゆくもない

amazonは失敗を恐れず新技術に投資しまくることで、我々の生活をより良いものへと変えていってくれているのです。

 

ではamazonが対価として我々から奪っていっているものは何でしょう。

それは雇用です。

amazonの台頭で、それ以外の小売業(いわゆる店舗営業です)は根こそぎ株価を下げています。

製品を売るにはamazonに頼るしかない、そういう未来はもうすぐそこに来ています。

 

また近い将来、レジ係・販売員・倉庫係・配送員、これらは全てAmazonの人工知能ロボティクスに取って代わられるでしょう。

私たちは大学を卒業したぐらいの能力では社会の役に立てない、そういう時代にきているのです。

絶望するな!戦え!


Google

Apple

Facebook

amazon

 

いずれ世界を支配するであろう四騎士

私達が所属している会社も、近い将来この4社に隷属して生き残るか、さもなくば戦って滅びるかの二択を迫られるでしょう。

 

彼らは強大過ぎて、一見勝ち目がないような気がします。

しかし彼らも、ほんの十数年前までは数ある企業のうちの取るに足らない1社でしかなかったのです。

彼らの経営戦略からは学ぶべきものがたくさんあります。

彼らを出し抜く方法も、きっとどこかに隠されているはずです。

 

5人目の騎士になりたいあなた、ぜひこの本を手にとって、世界を変える力の秘密を探ってみませんか?