2019年11月第2週に読んだ13冊の本を5段階評価付きで紹介します。
- 『国家の品格』☆3
- 『ストーカー』☆2
- 『寛容論』☆2
- 『医療4.0』☆3
- 『姫君の戦国史』☆3
- 『宇宙兄弟「完璧なリーダー」は、もういらない。』☆3
- 『テクノロジーの地政学 シリコンバレーvs中国、新時代の覇者たち』☆5
- 『なんで、その価格で売れちゃうの?』☆3
- 『中国をつくった12人の悪党たち』☆4
- 『世界中の億万長者がたどりつく「心」の授業 』☆3
- 『ぼくは愛を証明しようと思う。』☆4
- 『世界のエリートが学んでいるMBA必読書50冊を1冊にまとめてみた』☆5
- 『自己デザインする生命』☆3
『国家の品格』☆3
欧米的合理性を取り入れるだけでなく、
卑怯を恥じる心と「もののあはれ」を尊ぶ精神で、
日本を「世界標準の国」としてでなく「異質な国」として再興させよ、
とのこと。
日本人に足りない合理性や教養を養いつつ、武士道の素地を復活させるという考えに私も賛成です。
『ストーカー』☆2
地球外生命体モノのSFなのに地球外生命体は出てこないという変わり種。
終始ダークでミステリアスな雰囲気で、ラストもあまり何を伝えたいのかはわからなかったです。
(そもそもSFに伝えたいメッセージを求めるのが間違いかも知れませんが)
『寛容論』☆2
腐敗したキリスト教会を是正することに人生を費やしたヴォルテール。
そんな彼が「寛容」を説いたのがこの本。
人種、文化、宗教の違いを受け入れることの重要性を記しています。
聖書や古代ローマ、ギリシアの例えが多いので、そこらへんの知識がないと辛いかもです。
『医療4.0』☆3
旧態依然、安全ファーストのため最新テクノロジーの導入が遅めの医療業界ですが、
改革を起こそうと動いている人達がたくさんいるのだと知り、医療の未来に希望が持てました。
AIの台頭で仕事の意味を問われるのは我々も同じ。
考えさせられる一冊でした。
『姫君の戦国史』☆3
戦国時代の女性達にスポットをあてた一冊。
淀殿や千姫などの有名どころから、おたあジュリアや駒姫などのマイナーどころまで。
幅広く紹介されています。
私は女好きの秀吉の誘いに薙刀をもって応えた立花誾千代が好きです。
歴史好きなら読んで損はない一冊。
『宇宙兄弟「完璧なリーダー」は、もういらない。』☆3
漫画『宇宙兄弟』の主人公南波六太を引き合いに、今の時代に必要なリーダー像を説いています。
マネージャーとリーダーは違う、というのを初めて知りました……
とてもわかりやすく読みやすいので、組織に属している方なら読んで損なしです。
『テクノロジーの地政学 シリコンバレーvs中国、新時代の覇者たち』☆5
うわぁアメリカ・中国の最先端企業が満載!!
めっちゃ勉強になりました。
「めちゃくちゃでもいいからとりあえず始める」中国流のやり方を我々も取り入れるべきですね。
最先端を走るビジネスマンは要チェックの一冊です!
『なんで、その価格で売れちゃうの?』☆3
行動経済学から価格決定に関する部分を上手く抜き出して要約した一冊。
行動経済学入門書としてオススメです。
これを読んで興味を持った方はぜひダニエル・カーネマンの『ファスト&スロー』やダン・アリエリーの『予想通り不合理』をどうぞ。
『中国をつくった12人の悪党たち』☆4
「本書で取り上げた中国史上の十二人の人物のうち(中略)、十名は確実に一〇〇%の悪党」
序文からパンチの効いた言葉で笑わせてくれました。
万民より自分が大事!!!
そうなってしまわないよう我々も気を付けねばと思いました。
『世界中の億万長者がたどりつく「心」の授業 』☆3
超わかりやすいACT(認知行動療法)。
4ステップで簡単にできます。
①自分が苦悩の状態にあると気付く
②心の声を聞く
③自分が囚われている理想像を知る
④正しい行動をする
悩んだり他人に当たったりしてしまう人にオススメ。
『ぼくは愛を証明しようと思う。』☆4
男性向け恋愛指南小説ですが、返報性の原理やミラーリングなど、ビジネスでも使える技術満載。
テクニックを散々詰め込んでおいて、最後にそれだけじゃないよ、と教えてくれる構成もgood!
男なら読んでおいて損はないです(ビジネスに使ってね)。
『世界のエリートが学んでいるMBA必読書50冊を1冊にまとめてみた』☆5
『ビジョナリー・カンパニー』や『影響力の武器』など。
名著の要点を上手くまとめて説明してくれている超良書!
持ってない本は即買い必至!
ビジネス書好きにはたまらん一冊です。
『自己デザインする生命』☆3
難書でしたが面白かった。
ダーウィンの自然淘汰では説明しきれない生物の洗練されたデザイン。
それをホメオスタシスの観点から上手く補完してくれています。
最近研究が盛んなDNAスイッチと組み合わせれば、進化のほぼ全てが説明できるのではと思いました。