2020年1月第2週に読んだ9冊の本を5段階評価付きで紹介します。
- 『聖の青春』☆5
- 『世界一おもしろい世界史の授業 』☆3
- 『アントレプレナーの教科書』☆4
- 『ペンギン・ハイウェイ 』☆4
- 『100円のコーラを1000円で売る方法』☆4
- 『動画2.0 VISUAL STORYTELLING』☆3
- 『PIXAR 世界一のアニメーション企業の今まで語られなかったお金の話』☆4
- 『トヨタ生産方式 脱規模の経営をめざして』☆3
- 『八甲田山死の彷徨』☆3
『聖の青春』☆5
魂震えた……
病と闘いつつ29歳で夭逝した天才棋士、村山聖を描いたノンフィクション。
文字通り、命を駒の一手に変換し闘い抜く姿に心打たれました。
彼の死生観、弱者を慈しむ心にも感銘を受けます。
多くの人に読んでもらいたい良書です。
『世界一おもしろい世界史の授業 』☆3
世界一ではないですが、切り口がとても面白かったです。
世界史は富裕層と貧困層の争いの連続から成る。
ジョージ・オーウェルの『動物農場』を彷彿とさせる内容でしたね。
世界史の復習にもなる良書。
『アントレプレナーの教科書』☆4
うっわ細かい!
スタートアップが新製品を作ってから市場に展開するまでの手順が、60ステップくらい分けて記載されています。やべぇ。
作る→顧客に見せる→作り直す、を繰り返すこと。
最初から組織を大きくしないこと。
この2つが大事ですね。
『ペンギン・ハイウェイ 』☆4
いやぁ久々に想像力掻き立てられる面白い小説読んだ!
これは映画化するのも納得。
ペンギンエネルギー・世界の果て・お姉さん
SF×ゆるふわの相乗効果が素晴らしかったですねー。
SF好きや科学ヲタには特にオススメの一冊です!
『100円のコーラを1000円で売る方法』☆4
おぉこれはマーケティング初心者向けに良い本。
小説形式でわかりやすいし、キャラも個性的で面白いし、出典もしっかりあるし。
日々ダラダラと顧客の言うことだけ聞いて仕事してしまいがちですが、それでは良くないことを教えてくれる一冊。
『動画2.0 VISUAL STORYTELLING』☆3
序盤がふざけた内容だったのでハズレかなと思いましたが、意外とちゃんと動画の説明をしてくれました。
「動画」と「映像」の定義の違いは面白い。
アドバイスが「とにかく続けろ」というのはちょっと大味かなとも思いましたが、まぁその通りですよね。
『PIXAR 世界一のアニメーション企業の今まで語られなかったお金の話』☆4
うわ予想以上に面白かった!
ピクサーの飛躍を、当時の最高財務責任者がお金の観点から振り返る本著。
スタートアップや株式公開におけるお金事情がリアルに伝わってきてすごく楽しかったです。
ワクワクする仕事がしたいという方はぜひ読んでみてください!
『トヨタ生産方式 脱規模の経営をめざして』☆3
トヨタ生産方式と言えば、
・カンバン方式
・ジャストインタイム
くらいで理解していた私ですが、いやはや、思った以上に奥が深かったようです。
高成長の時代でも低成長の時代でも柔軟に対応し、最高の利益を上げることができる。
非常に勉強になりました。
『八甲田山死の彷徨』☆3
1902年に実際に起きた冬の山岳遭難事件を元にした小説。
陸軍将兵199名が亡くなったという。
組織の指揮系統の乱れやディスコミュニケーションが生み出した悲劇。
現代の我々にも非常に多くの示唆を与えてくれる一冊でした。