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仕事のモチベーションが上げる2つの方法【貢献と目的を考えよう】

最終更新日:2018年11月25日

仕事のモチベーションを保つのって難しいですよね。

会社の研修などで仕事のモチベーションは何ですかと聞かれた時に、

お金のため

・土日に趣味を精一杯やるため

家族を食べさせていくため

と答える方は、私の感覚ですが総じてモチベーションが低いのかなぁと思います。

(もちろん皆が皆ではないと思います。この理由でモチベーションが高い方も当然いますが、ただ少ないんじゃないかなぁと感じます)

 

モチベーションが高い人って仕事とどう向き合っているんだろうと考えた時、そういう人達には2つの共通点があることを見つけました。

今日はその共通点から学んだ仕事のモチベーションを上げる方法を紹介したいと思います。 

目次

モチベーションを上げる方法(1)貢献を考える


先日読んだドラッカーの『プロフェッショナルの条件――いかに成果をあげ、成長するか (はじめて読むドラッカー (自己実現編))』の中でこんなことが述べられていました。

 

なすべき貢献には、いくつかの種類がある。

あらゆる組織が三つの領域における成果を必要とする。

すなわち、直接の成果、価値への取り組み、人材の育成の三つである。

引用元:『プロフェッショナルの条件――いかに成果をあげ、成長するか 』
(P・F. ドラッカー, ダイヤモンド社)  85P

 

私達会社に雇われている人間は以下の3つの貢献をする必要があります。

 

1.直接の成果への貢献

これは営業マンなら売上など、会社に直接の利益をもたらす貢献をすることですね。

 

2.価値への取り組みへの貢献

これは少し難しい。

会社のイメージを上げたり、会社が存続するために抜本的な改革を行ったり、自分が所属する部署の効率を上げたりする貢献です。

 

3.人材の育成への貢献

これはそのままの意味で、部下や後輩を育てて貢献することです。

 

この会社への貢献という考えですが、していない方が非常に多いと思います。

先日妻から仕事のモチベーションが上がらなくて悩んでいると相談を受けた際にこの話をすると、

「会社に貢献するなんて考えたこともなかった」

という答えが帰ってきました。

 

ドラッカー先生が言うには、多くの人は貢献ではなく自分の肩書役職で仕事をしてしまう。

管理職だから部下は育てる、でもそれより上のことは自分の知ったことではない。

営業だからモノは売ってくるよ、でも経理のことは知らないよ、周りを育てる必要もないでしょ。

新人なので何もできません、教えてください。

こういう人達のモチベーションは総じて低い。

 

でも貢献を考えている人は違う。

・管理職は自分の部署だけでなく会社全体を変えようとする。

・営業は自分の数字だけでなく周り全体を引き上げようとする。

・新人も自分が少しでもできることはないかと考える。

常に貢献を考えているから、自分の役職や肩書よりも一段階高い仕事をしようと努力します。

これが仕事へのモチベーションに繋がるのです。

私の妻もこの貢献の話をしてから自分が会社に何をできるかを考え始め、仕事へのモチベーションが一気に高まりました。

 

仕事のモチベーションが低いという方は、自分が会社にどのような貢献ができるか、一度考えてみてはいかがでしょうか?

モチベーションを上げる方法(2)目的を見出す


もう一つ、2013年にマッカーサー賞(別名「天才賞」)をとったアメリカのペンシルバニア大学心理学教授アンジェラ・ダックワースの本『やり抜く力 GRIT(グリット)――人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける』にこんなことが書いてあります。

 

ある人がレンガ職人に「なにをしているんですか?」とたずねた。すると、三者三様の答えが返ってきた。
1番目の職人は「レンガを積んでいるんだよ」。
2番目の職人は「教会を作っているんだ」。
3番目の職人は「歴史に残る大聖堂を造っているんだ」。

引用元:『やり抜く力 GRIT(グリット)――人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける 』
(アンジェラ・ダックワース, ダイヤモンド社)  208P

 

あなたは1番目、2番目、3番目、どのタイプで仕事を行っていますか?

仕事のモチベーションが低いと悩んでいた妻はこの本を読んだ時にハッとしたそうです。

「私は1番目の目的でしか仕事をしていない」と。

 

モチベーションの低い人は1番目の目的でしか仕事をしていません。

営業マンであるならば、1番目の人はモノを売ることしか考えていません

2番目、3番目は違います。

・お客様に幸せになってもらうために売る

・自分のスキルを磨くために売る

業界を活性化させていくために売る

社会をより良いものにしてくために売る

 

仕事のモチベーションが高い人はいずれも2番目、3番目のタイプの人です。

あなたも自分の仕事を見直してどんな目的でやっているか、一度考えてみてはいかがでしょうか?

そしてどうしても2番目、3番目の目的が見出せないのなら、部署異動の要望を出したり、場合によっては転職も視野にいれたりしても良いと思います。

主体性をもって取り組もう


仕事のモチベーションを上げる方法を2つ紹介させていただきましたが、いずれも重要なのは主体性をもって自ら取り組むということです。

会社の決まりだから

上司の指示だから

顧客に言われたから

など、他人を理由にした行動しかしないようではいつまで経ってもモチベーションはあがりません。

あなたも明日から自ら貢献目的を考え行動することによって、仕事のモチベーションを高めてみませんか?