このこねこのおすすめビジネス書紹介ブログ

年間700冊の読書家このこねこがあなたに合ったオススメのビジネス書をご紹介!

MENU

♣   今まで読んだおすすめのビジネス書一覧【150冊以上!】【5段階評価付き!】

問題解決の思考法を小説形式で楽しく学びたい方へ!『ザ・ゴール2』【書評20冊目】


【ワクワクしながら主人公と一緒に難題を解決していくのです!】

 

とてつもない問題を抱えて悩んでいるそこのあなた!

良い本がありますよ!

『ザ・ゴール 2 ― 思考プロセス』(エリヤフ・ゴールドラット, ダイヤモンド社)

 

 

この本はあらゆる難題に対処できる思考プロセスを、小説形式で楽しく教えてくれるのです。

 

あなたは主人公のアレックスと共に、経営が悪化した会社3つを半年で莫大な利益を出すまでに立て直さなくてはなりません。

どの会社も問題はバラバラで複雑、一体全体どうすれば良いのか。

 

その過程の中であなたは問題解決の思考法、

 

・コンフリクト=対立構造を解決する思考法

・複雑にからみあう多種多様な問題のコア(根本原因)を見つける思考法

・そして問題のコアを解消するための思考法

 

を自然と身に着けていくことができるのです!

 

目次

 

この本のここがすごい!


(1)すごすぎて17年間日本語訳禁止?

 『ザ・ゴール2』の前作『ザ・ゴール』がアメリカで出版されたのは1984年。

世界各国でベストセラーになったのにも関わらず、日本での翻訳はなんと17年後の2001年。

 

著者のエリヤフ・ゴールドラット博士曰く、

 

日本人は、部分最適化の改善にかけては世界で超一流だ。
その日本人に『ザ・ゴール』に書いたような全体最適化の手法を教えてしまったら、
貿易摩擦が再燃して世界経済が大混乱に陥る。

引用元:『ザ・ゴール ― 企業の究極の目的とは何か』
(エリヤフ・ゴールドラット, ダイヤモンド社) 547P

 

とのこと。

 

それに引っ張られて2作目の『ザ・ゴール2』がアメリカで出版されたのは1984年なのに、日本で翻訳されたのは8年後の2002年。

それだけすごい技術が紹介されている本なのです!

 

(2)小説形式でハラハラドキドキしながら学べる

この本はビジネス書としては珍しい小説形式。

 

「○○はこうである」

「○○なのでこうすべきである」

 

みたいな押し付けがましい表現は出てきません!

 

あなたは主人公と一緒に考え、一緒に行動し、問題を解決する思考法を一緒に学んでいくのです。

 

登場人物も魅力的です。

 

・物語の主人公。企業の利益も従業員も守ろうとする優しくも熱いハートを持った副社長:アレックス

・利益を追求し続ける冷酷さを持ちながらも、実は少ない犠牲でより多くを救おうとしている株主代表:ブランドン

・アレックスより年上ながらも彼を父の様に慕い一緒に問題解決へと努力するグループ子会社社長:ボブ

 

などなど。

 

一体彼らはどうなってしまうのか?

先の読めない展開にハラハラドキドキ

普通の小説として楽しむことができるのもこの本のすごいところです!

 

(3)どんな問題にも使える思考法がすごい!

主人公アレックスが会社を救うために使う問題解決のための思考法。

会社のような複雑な問題から、家族間のちょっとした問題まで、ありとあらゆる問題解決に使えるのです。

 

この思考法、

 

1.コンフリクト=対立構造を解決する思考法

2.複雑にからみあう多種多様な問題のコア(根本原因)を見つける思考法

3.そして問題のコアを解消するための思考法

 

などなど、たくさんあるのですが、今回は使いやすい、

 

1.コンフリクト=対立構造を解決する思考法

 

を少しご紹介。

 

本作で出てくるちょっとした対立構造。

 

・アレックスの10代の娘は深夜0時までやっているパーティに参加したい。

・父アレックスは心配なので22時までには帰ってきて欲しい。

 

この対立構造を図で書くと以下のようになります。

 

対立解消図

引用元:『ザ・ゴール 2 ― 思考プロセス』(エリヤフ・ゴールドラット, ダイヤモンド社) 18P

 

アレックスの22時までに帰宅と娘の0時帰宅が対立してしまっている。

 

アレックスは安全のため22時に帰ってきて欲しい。

娘はパーティで人気者でいるために0時まで残っていたい。

 

この図で大事なのは一番左、対立はしているけど、二人は共通の目的を持っているという形にすること。

【父 vs 娘】なのではなく【父&娘 vs 問題】という構図にすることです。

 

この図をもとに、各項目や「→」に問題が無いか見ていきます。

 

アレックスが娘によく話を聞いてみると、

0時まで残りたいのは「人気者でいたい」ためではなく、

先に帰ってしまうと「仲間外れ」にされてしまう恐れがあるからとのこと。

これは納得です。

 

アレックス側の「22時までに帰宅」→「安心のため」の構図は、アレックス曰く、

0時にパーティ会場から家まで帰ってきたら危ないし、

男の友人が送ってくれると言っているがそれはもっと心配だ、

とのこと。

 

でもこの構図、よく考えると穴がある

22時までに帰宅しなくても安全を担保する方法はある。

 

娘は父に言います。

「0時になったらお父さんがパーティ会場まで車で迎えにきてくれるっていうのは、ダメかな?」

なるほど、これならアレックスの「安全」も娘の「仲間外れ」も同時に担保される。

 

これが対立構造を解決する思考法です。

『ザ・ゴール2』には他にも、もっと複雑な問題を解決する思考法もたくさん紹介されている

この問題解決の思考法を学べることこそが、この本の最もすごいところなのです!

 

総評


【オススメ度】★★★★★

【感想】やっぱり小説形式のビジネス書ってわかりやすくて面白いよね!あとこの本に載っている思考法はマジですごいです。

 

問題を抱えて悩んでいるあなた、是非読んでみてください!

あなたの考え方がガラリと変わって視界が開けるはずですよ!

 


 他のビジネス書の書評が気になる方は下記記事をどうぞ。

www.konokoneko.com