最終更新日:2018年11月24日
仕事や人生で迷った時、大きな悩みに押しつぶされそうになった時、ふと読み直したくなる本ありませんか?
読むと常に新しい発見があり、自分を正しい方向に導いてくれる、そんな「人生の指南書」となりうる本を紹介していきたいと思います。
4冊目は10代後半から20代前半、会社に入って1年目の新社会人におすすめ!
『7つの習慣-成功には原則があった!』です!
目次
どんな人向け?
この本は10代後半から20代前半の、会社に入って1年目の新社会人の方に是非読んでもらいたい一冊です。
私の部署に入ってきた新人にも最初におすすめしているビジネス書でもあり、私自身もこの本の内容を座右の銘として生きています。
学校を卒業し社会に出ると、あなたに求められる能力はガラリと変わります。
小学校・中学校・高校では学校から言われた通りのことをやっていれば良かったかも知れません。
大学では多少の自主性が求められるものの、無くてもそこまで困ることはなかったでしょう。
社会に出るとそれは一変します。
会社はあなたの想像以上に何も教えてくれません!
あなたは今の会社でうまくやっていけていますか?
上司が何も教えてくれないと不平を言ったりしていませんか?
言われた通りやったのに怒られたとすねていませんか?
『7つの習慣』はそんな冷酷で非情な社会に放り出され途方にくれているあなたに、この世界で生き残っていくための大事な7つの原則を教えてくれる本なのです。
読み終えた後、あなたは自分に足りなかったものに気付くと同時に、高いやる気に満ちあふれることでしょう。
そして次の日、仕事に手に付けようと思った瞬間、この本を読んだことにより自分が同期より一歩先を進んでいることに気付くでしょう。
その小さな一歩が、数年後にあなたを大成功へと導く大きな一歩であったことを、あなたは後に気付くことになるのです。
どんな内容なの?
この本にはズバリ、あなたの考え方の変え、あなたを成功へと導く7つの習慣が書いてあります。
第一の習慣:主体性を発揮する
第二の習慣:目的を持って始める
第三の習慣:重要事項を優先する
第四の習慣:Win-Winを考える
第五の習慣:理解してから理解される
第六の習慣:相乗効果を発揮する
第七の習慣:刃を研ぐ
引用元:『7つの習慣-成功には原則があった!』(スティーブン・R. コヴィー, キングベアー出版) 目次
当たり前じゃないか、と思いましたか?
いいえ、実際にこれらを実践できている人はほとんどいません。
例えば先程の「上司に言われた通りやったのに怒られた」と思っている方は、"第一の習慣:主体性を発揮する"から根本的にできていないのです!
(あなたの周りにもそんな先輩、結構いませんか?そう!実は新人だけでなくほとんどの人ができていないのです!)
偉そうなことを書いている私も、
"第四の習慣:Win-Winを考える"
"第五の習慣:理解してから理解される"
"第六の習慣:相乗効果を発揮する"
は、正直まだ全然できていません。
これらの習慣全てが真に身に付いた時、あなたは大きな成功をその手に収めていることでしょう!
とは言えいきなりすべては難しいので、新人はまず、
第一の習慣:主体性を発揮する
第三の習慣:重要事項を優先する
の2つを習得するのが良いでしょう。
第一の習慣:主体性を発揮する
学生の時、あなたは親の言うことさえ聞いていれば、先生の言うことさえ聞いていれば、校則さえ守っていれば、特に困ったり怒られたりすることはなかったかも知れません。
しかし社会に出るとそれは180度変わります。
あなたは自分の意思ですべてを決定し、自らの行動はすべて自らで責任を取らなければいけなくなるのです。
上司に言われたから、会社のルールだから、それは通用しません。
上司に言われたことであっても最終的には自分の意志、会社のルールであっても最終的には自分の意志で決めて行動する必要があります。
これは上司に歯向かえとか、ルールを破れという意味ではありません。
うまくいかないことを他人や組織のせいにしているようでは、いつまで経ってもあなたは主体性を持てず変わることができないのです。
まずは主体性をもって、他人から言われる前に、自ら考え、自らの意志で決め、そして自ら動く。
自分のできることから全力でやっていき、徐々に自分が影響を与えられる範囲を広げていく。
これが主体性を発揮するということなのです。
第三の習慣:重要事項を優先する
社会に出るとあなたは多くの仕事をこなさなくてはいけなくなります。
周りをみてください。
時間がない、時間がないと言ってたくさんの仕事をためている先輩達がいると思います。
時間がなくて忙しいのを上司や会社、得意先のせいにしているうちは、"第一の習慣:主体性を発揮する"がそもそもできていません。
上司や会社、得意先の評価を得るために自らの意志で忙しくしているなら良いのです。
しかし常に忙しい状態では心に余裕ができず、"第七の習慣:刃を研ぐ=自らの能力を鍛える"時間も作れません。
そんなあなたにおすすめなのが"第三の習慣:重要事項を優先する"なのです。
仕事には以下の4種類があります。
第Ⅰ領域:緊急で、かつ重要
第Ⅱ領域:緊急ではないが重要
第Ⅲ領域:緊急であるが重要ではない
第Ⅳ領域:緊急でも重要でもない
引用元:『7つの習慣-成功には原則があった!』(スティーブン・R. コヴィー, キングベアー出版) 215P
第Ⅰ領域:緊急で、かつ重要
⇒締め切り間近の大事な案件、大事な得意先のクレーム対応
第Ⅱ領域:緊急ではないが重要
⇒将来の事業計画、人間関係の構築、ルーチンワークの自動化
第Ⅲ領域:緊急であるが重要ではない
⇒突然の電話、突然の来訪、ほとんどの会議、ほとんどの報告書作成
第Ⅳ領域:緊急でも重要でもない
⇒無駄な長電話、無駄なおしゃべり、無駄な資料作り
仕事がたまっている人の多くが、第Ⅰ、Ⅲ、Ⅳ領域に時間を捉われています。
そして第Ⅲに目が向いているうちに第Ⅰが制御できなくなり、いずれ大失態を犯すのです。
"第三の習慣:重要事項を優先する"ができている人は、第Ⅳは決してやらず、第Ⅲをうまく断って減らしていきます。
そうすることで空いた時間を第Ⅱ領域に費やし、第Ⅲ領域を自動化・効率化する仕組みを作ることで、更に時間を捻出していくのです。
7つの習慣は時代も場所も超えて使える人生の原則!
この本に記されている7つの習慣は、何も新社会人だけが身に着ければ良いものではありません。
上司も先輩も、ベテランも経営者も、ビジネスに携わらない主婦や学生にとっても大切な、人生を成功に導くための不変不動の原則がこの『7つの習慣』なのです。
あなたもこの『7つの習慣』を一つ一つ身に着けて、人生に成功という名の花を添えてみませんか?