最終更新日:2018年11月23日
いやぁ、起業したいですよね(笑)
私も起業したいですが、そう思っている方はちょっと待った!
ぜひ一度この本を読んでみてください。
キャッシュエンジンって何、って感じですかとりあえず読んでみましょう!
起業に必要な全てのこと、この本には書いてあります。
目次
どんな人向け?
すでに起業している方、将来的に起業しようと思っている方におすすめの本です。
いや起業は考えてないけど、独立したい・フリーランスになりたい・副業で稼ぎたい、という方にもおすすめできます。
この本は、社員を半年で70人・3年で180人まで増やしたベンチャー企業の経営者が書いていて、内容が非常に具体的で参考になります。
特にこの副題にもなっているキャッシュエンジンという考え方が、新しいことを始める際に重要になってきます。
どんな内容なの?
この本はベンチャー企業の経営者が起業後3年間でやってきたことが書かれています。
・起業する前に何をやっておけば良いのか←これ重要です!
・誰をどう雇うのか?
・面接で何を見極めるのか?
・どう人を育てるのか?
・給与はどうやって決めるのか?
・会社や部署、社員の目標はどう定めるのか?
・会社のビジョンはどのようなものを掲げるのか?
などなど、内容がかなり具体的なのです。
面接での人の見極め方、社員の育て方に関しては、起業を考えていないビジネスマンの方も参考になるのではないかと思います。
特に私が参考になったのは「起業する前に何をやっておけば良いのか」というところです。
この起業する前にやっておくこと、これこそが副題になっているキャッシュエンジン経営なのです!
起業する前に安定収入を確保しよう!
キャッシュエンジン起業とは、キャッシュ(日銭)を確実に稼ぎ、事業を延々と継続するための原資となるエンジン(事業継続の原動力)をあらかじめ持って起業する経営手法のことである。引用元『起業3年目までの教科書 はじめてのキャッシュエンジン経営』(大竹慎太郎,文響社)
わかりやすく言えば、安定収入を確保してから起業しよう!ということです。
起業というのは、
「誰も考えつかなかった最高の良いアイデアが浮かんだ!起業しよう!」
といってできるものではないのです。
何故ならどんなに良いアイデアが浮かぼうと、それを利益が出る状態までもっていくには時間がかかる。
アイデアが利益を生むまで継続して事業を続けていくには、その間のお金を確保する必要がある。
それを考慮していないので、多くの起業は失敗してしまうのです。
成功している起業家は、まずキャッシュエンジンを確保してから大々的に起業しています。
例えばホリエモンこと堀江貴文氏が東京大学を中退して起業したオン・ザ・エッジ。
後にライブドアとなるこの会社も、最初はホームページ制作という地味な仕事から始め、そこから得たお金でクリック保証型バナー広告システムなどの新事業を立ち上げています。
ZOZOTOWNの前澤友作氏も、趣味で集めていた輸入レコード・CDを売って日銭を稼げるようになった段階で、現在の株式会社スタート・トゥデイを立ち上げています。
このようにまずは安定収入を確保し、それを元手に起業することが成功への第一歩なのです!
起業したいと思っている方は、今いる会社をすぐに辞める必要はありません。
会社の給料を元手に、まずは副業から始めてみてください。
ブログでもyoutuberでも、自分に合ったものなら何でもいいです。
その副業である程度お金が稼げるようになったら会社を辞め、今度はその副業を元手に起業するのです。
日銭を稼げていれば、起業に失敗しても元の状態に戻るだけなので何も痛手はありません。
それどころか成功するまで何度でも起業に挑戦できる。
世の中は失敗であふれています。
10回やったら9回は失敗です。
9回失敗しても諦めずに10回目に挑戦できた者だけが、成功を勝ち取ることができるのです!
総評
【オススメ度】★★★★★
【感想】起業する際に役立つ情報満載!起業前に必ず読んでおこう!
このように『起業3年目までの教科書 はじめてのキャッシュエンジン経営』は、安定収入を確保してから起業することの大切さが書かれています。
また実際にベンチャー企業を成功させた経営者が、
・面接の仕方や人の育て方、
・給料の決め方、
・ビジョンの掲げ方、
などなど、起業3年目までにやらなければいけないことをかなり具体的に書いてくれているので非常に参考になるのです。
起業を考えている方は是非この本を読んで、最小限のリスクで最大限のリターンを得られる起業の仕方を学んでみませんか?
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